掌編小説 坂の街
玄関の施錠を解くために鍵が入っているはずのポケットに手を入れようとしたが、学校から鉢植えの朝顔をもって帰ってきていることに気がついた。 盛りのころを過ぎ、枯れかかった蔓の付け根に種の入った実がいくつもついている。それを玄関の脇に置き、引き戸...
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