6.『ある小さなスズメの記録』

書評

6.『ある小さなスズメの記録』 クレア・キップス著 梨木香歩訳 文藝春秋 2011年2月25日第4刷

職場の一画に、毎年夏になるとツバメの番つがいが巣を作ります。高い位置に巣があるため、普段は中にいるはずの雛の姿を見ることはできません。しかし運よく餌をくわえた親鳥が帰還するタイミングに出くわすと、ピイピイという鳴き声を聞くことができるのと同...