小説 『明日の私』第11章「なりたい私」(4) 「今、第何クウォーターですか?」 私は隣で観戦している男性に訊ねた。おそらく相手チームの選手の保護者なのだろう。白いユニフォームの選手が好プレーを見せるたびに拍手を送っている。男性は第二クウォーターだと教えてくれた。私はオフィシャルテーブル... 2025.01.28 小説