小説 『明日の私』第12章「三者面談」(7) 「弘前城都大学を推薦で受験するって言っても、狙う学部によって話はだいぶ違ってくる。どこを受けたい?」 ようやく口を開いた柏木は、眉間に皺を寄せていた。「教育学部です。中学校教育専攻の社会専修です」 柏木の眉間の皺が一層深まったように見えたの... 2025.02.07 小説