小説 『明日の私』第13章「反則」(4) 二学年も終わりに近づいた二月の末。冬の間、積雪のために自転車を利用することはできない。私はローカル線を利用して通学していた。 『津軽長寿園』にも同じ線の列車で通うことができた。ボランティアを終えた帰り道。雪の降りしきる夜の中を家の最寄り駅で... 2025.02.11 小説