『明日の私』第2章「赤い川」(6)

『明日の私』

『明日の私』第2章「赤い川」(6)

先立って体育館を出た佐藤が私に向き直った。背中に負った夕日の赤い光に飲みこまれて、佐藤の顔は黒い影に塗りつぶされていた。「大けがをしたんだ。選手を続けられないのは仕方がない。でも、美夏さえよければマネージャーになってもらえないだろうか。バス...