小説 『明日の私』第3章「しょっぱい味噌汁」(1) 放課後、一番早い時間の列車に乗るために駅に向かう日々が始まった。 列車を降り、駅前のスーパーに寄る。その日の夕食、翌朝の朝食、そして学校にもっていく弁当に必要な食材を購入する。まだ松葉杖は手放せない。買ったものをリュックに詰め、背中に負って... 2024.12.05 小説