小説 『明日の私』第3章「しょっぱい味噌汁」(5) 進級に際し、私は進学コースの文系を希望した。 総合コースからの希望者には数人分の枠しか与えられていない。 私は冬の初めから学習に力を入れ、ぎりぎりではあるが冬休み明けの定期試験で進学コースに入るために設けられた基準を一応は満たしていた。しか... 2024.12.09 小説