小説 『明日の私』第6章「馬鹿」(4) 「先生は汗っかきなんですか?」 保奈美が突然口を開いた。話の流れをいきなり変えてしまう保奈美らしい一言に、皆で笑った。「どっちかって言うとそうかもしれないな。今日もしっかり汗をかいたんで、さっきそこの流し台で髪を洗ったんだ。おかげですっきり... 2024.12.21 小説