小説 『明日の私』第14章「それぞれの道」(6) 四月に三年生になったかと思うと、瞬く間に夏休みがやってきた。初めて『秘密クラブ』のメンバーが顔を合わせてから丸一年。私は推薦入試までの約三か月間を、これまで通り『秘密クラブ』と『津軽長寿園』で過ごす時間を有効に使いながら走り切るつもりでいた... 2025.02.21 小説