小説 二人静14 あくる日も、そのあくる日も、午前十時から午後三時までを目安に清美は街を歩き回った。疲れてはベンチを見つけて座り、喉が渇いては自動販売機や店舗で飲み物を買った。幸運にも図書館があれば、のめり込めないまでも本を読んで時間を潰すことができた。それ... 2024.06.08 小説