小説 二人静15 いつも通りの時間に部屋を出た。エレベーターで一階に下り、フロントにルームキーを預けた。これからどうすればいいのか、もうそろそろ身の振り方を考えなければならない。清美はゆっくりと、ホテルの出入り口へと向かった。 不意に、誰かが清美の手首を掴ん... 2024.06.09 小説