小説 二人静17(最終回) 知っているという安心感からか、一度通ったことのある道は目的地までの距離が短く感じられる。三人はいつの間にか「喜楽」に着いていた。恵三は立ち止った。清美もその場に。「あの晩、麗は可哀想だった。どうしようもないってことは分かってる。あなたはあな... 2024.06.11 小説