小説 蓮花21 「あなたのお母様からは年始と暑中と春と秋、年に四度絵手紙をいただいてきました。一度も欠かさずにです。お手紙には、最初のころこそ事件に関する慰めの言葉がありました。それは私にとって辛い記憶を呼び起こさせるものでしかありませんでした」 すべてを... 2024.10.20 小説