小説 蓮花23 「清美きよみが受け取った絵手紙にあったんだ。もしも佳佑君が訪ねてくることがあったら、俺が作ったものを出してやって欲しい。ただ、それだけだ」 そう言って恵三は厨房の中に消えた。再び戻って来たとき、彼は二枚の皿をのせた盆を手にしていた。一方には... 2024.10.22 小説