書評 10.『停電の夜に』 ジュンパ・ラヒリ著 小川高義訳 新潮文庫 平成19年6月10日第11刷 まったく異なる人格や経験をもつ登場人物たちが互いの内面を認め合い、補い合おうとするところに物語の面白さが生まれます。やがて物語の進展とともに、特定の登場人物の関係が度合いを深めていきます。特に男女の間にあっては、相手が自分にとってなくてはな... 2024.11.22 書評