小説 月見草7 「よし、さあ、飲もう」 丹藤の声に、皆が笑顔で応えた。修学旅行に行く前から楽しみにしていた打ち上げだ。形式張らずに自由な空気のなかで飲ませたい。そのために邪魔にしかならない年嵩の人間は早く退散した方がいい。誰が何を言うでもなく、望月の考えは... 2024.09.17 小説