2026-06

書評

50.『窓の魚』 西加奈子著 新潮文庫 平成27年6月25日7刷

小説が読みたいなと思うとき、そのジャンルまでがはっきりと想定される場合があります。例えば、「今は恋愛小説が読みたい気分だな」といった具合です。それが車を運転している時ならば、ハンドルを右に左にと切って書店に向かうことになります。時間的にも空...
書評

49.『あおい』 西加奈子著 小学館文庫 2015年2月2日11刷

毎日の生活を振り返れば、既知の間柄にある方とも、あるいは初対面の方とも、何らかのコミュニケーションを取りながら過ごしています。既知の間柄であれば挨拶を交わすことはもちろんですが、他愛のない会話やもっと深い話をすることがあるかもしれません。そ...
書評

48.『新編 風の又三郎』「グスコーブドリの伝記」 宮沢賢治著 新潮文庫 平成19年8月30日23刷

みなさんは何か「ひそやかな」楽しみをもっていますか? 「ひそやかな」と言うと何やらいかがわしいニュアンスが含まれてしまいますから、「ささやかな」楽しみと言い換えた方がいいかもしれません。ちょっとした時間にこれをしていると心が休まるとか、これ...