『永遠の花嫁』第五章A7

『永遠の花嫁』

『永遠の花嫁』第五章「終雪」A7

◆ 一階にも二階にも、窓に明かりが灯っているのが見える。誰か見知らぬ人間ではなく、自分を待っていてくれている人の光だ。そう思えるだけで、倉科の心は力を得た。 青森空港に着いた時点で環に連絡を入れている。もうすぐ帰宅することを告げると、彼女は...