掌編小説 坂の街 玄関の施錠を解くために鍵が入っているはずのポケットに手を入れようとしたが、朝顔の鉢をもっていることに気がついた。 盛りのころを過ぎ、枯れかかった蔓の付け根に種の入った実がいくつもなっている。それを玄関の脇に置き、引き戸を開けるなりただいまと... 2026.08.25 掌編小説